電子書籍用語集

電子書籍に関連する用語を紹介しています。

epub

ホームページ作成に用いられるHTMLと形式が似ている。規格が公開されていて扱いやすいため、電子書籍のフォーマットとしてよく用いられている。

端末の画面サイズに合わせて表示を調節するリフロー機能が実装されている。

書籍コンテンツの表示方法が、ホームページと似ているため、ウェブ制作の経験があり、ツールを使うことができる人にとっては柔軟なカスタマイズがしやすい。

LibreOffice等のオフィスソフトでも、追加機能としてepub変換に対応していることが多い。

azw3

アマゾンキンドルでは、電子書籍のファイルフォーマットに、 .azw3 形式を用いている。

文字の拡大縮小、行間の幅調整、といったことをユーザーがある程度調整できるフォーマットのため、小説などが読みやすい。一方で、画像とテキストを上手くレイアウトして表示するには、組版の知識や経験が要求される。

また、azw3を直接印刷するソフトウェアは2014年春時点では無い模様なので、いったんキンドル書籍をPDFに変換してから印刷、という手間がかかる。

使用権

AMAZON KINDLEストア利用規約 (2013年5月22日更新版)では、

当該コンテンツプロバイダーからお客様に対して、Kindleやリーダーアプリケーションまたはその他本サービスの一部として許可される形で、Kindleストアより指定された台数のKindleまたは対象機器上でのみ、お客様個人の非営利の使用のみのために、該当のコンテンツを回数の制限なく閲覧、使用、および表示する非独占的な使用権が付与されます。Kindleコンテンツは、コンテンツプロバイダーからお客様にライセンスが提供されるものであり、販売されるものではありません。

と記載されています。

ざっくり言うと、キンドル本をキンドル端末で読む権利に対価を支払っている、という感じです。よく「電子書籍を買う」という言い方をしますが、電子書籍そのものを買っているのではなくて、あくまで読む権利を買っています。

また、対象機器上でのみ、という記述があります。アマゾンキンドル端末での表示は保証されていますが、他社の端末に移したり、PDFファイルに変換して印刷したり、ということは保証されていません。

 

セルフパブリッシング

出版社などを経由せずに、作者が直接電子書籍を販売すること。

日本で2012年10月にキンドルダイレクトパブリッシングが利用可能になると、セルフパブリッシングが急増した。

セルフパブリッシングから商業出版にこぎ付けた作家も何人かいる。

商業出版

出版社にて企画編集が行われた書籍。制作コスト流通コスト等を出版社が負担して流通する。著者の金銭的リスクは低いが、一定部数以上の売り上げが見込める書籍でねないと出版されない。

電子書籍で販売されることもあるが、その判断は通常は著者の判断ではなく出版社の判断で行われる。

企業出版とも呼ぶ。

DRM

DRMは、Digital Rights Management(デジタル著作権管理)の略。

電子データは基本的に複製しても品質が劣化せず、無制限にコピーすることができる。著作権者にとっては海賊版の横行の危険がある。このため、消費者がコピーできないように制限を加えることがある。

しかし、ユーザー視点で考えると、DRM制限がかかった製品の多くは、特定の端末でしか利用できない、という問題がある。